長かったベトナムの旅もいよいよ終盤。
ホーチミンにやってきました。
ところが帰国間際に再びトラブル発生!
9日目: ホーチミン到着!
ハノイから飛行機で2時間、ホーチミンに到着しました!
ものすごいバイクの量です!
思わず手ブレしてしまいました(笑)
そのままホテルへ直行。
いよいよ明日が最終日です。
10日目: ホーチミン、そして帰国へ
ベトナムに来て10日目、いよいよ本日が最終日です。
夜の便で帰国することになっていたので時間はあまりありません。
そこで行先を厳選することにしました。
ということで、まずはホーチミン観光で一番メジャーな統一会堂に行くことにしました。
統一会堂は南ベトナム政権時代の大統領府で、またベトナム戦争終結の地として知られています。
中にはさまざまな部屋があります。
この部屋ではベトナム戦争時に作戦を練った会議室です。
ベランダからの景色です。
さて、次にどこに行こうかと考えながら街を歩いていると…。
「コンニチハ」と片言の日本語で声をかけられました。
振り返ってみると、いかにも怪しいベトナム人のおじさんが立っていました。
ベトナム10日間の旅!【5.ハノイ編】で紹介した素敵な女性とは全く違います(笑)
300.000ベトナムドン (約1500円)でベンタイン市場とかの市内の見どころをバイクで全部回ってやるとのこと。
怪しさ満点だったわけですが、これと行ってこの後予定があったわけではなかったので、「よし頼んだ。」と受けてしまいました。
そしてベンタイン市場や覚林寺(ヤックラム寺)など、2時間ほど約束通りバイクで回ってくれました。
あっ、意外といい人かも。
フライトの時間まであと4時間くらいになったので「そろそろ市内中心部まで戻って」というと、「わかった」とUターンしてくれました。
ところが、どうも逆に街中から離れていっているように思えます。
「ちょっと、この道あってるの?」と聞いたのですが、うんともすんとも返事をしません。
ん、もしかしてやばい??
そんな不安をよそにおっさんはますますバイクを飛ばします。
20分くらいして周りに何もないところで突然止まり、「ここで降りろ」と降ろされてしまいます。
そしておっさんに川岸に連れて行かれます。
どこやねん、ここ。
途方に暮れているとおっさんが、「今日の代金払ってくれ」と言ってきました。
なんだ、代金を払ってほしかっただけか。
約束の300.000ベトナムドン (約1500円)を払おうとすると、「違う」と言います。
何が違うのかと問いただすと、「300.000ベトナムドン (約1500円)は最初のベンタイン市場までの金額だ、それ以降は別料金だ。」と言うのです。
「ふざけるな、約束が違う!」と抗議すると、「払わないんだったらお前をここに置いていく」と脅されます。
フライトの時間まですでに3時間を切っていたので、こんな何もないところで放置されたら日本に帰れなくなってしまいます。
仕方なく、「じゃあいくら払えばいいの?」と聞くと、「全部で5000円だ」と言ってきました。
ん~、5000円だったら払えなくもないけど、でも払いたくない。
でも帰国できないのはもっと困る。
おっさんに「ちょっと考えさせてくれ」と言って待ってもらうことにしました。
そして川を眺めて考えていると
船が通り過ぎて行きました。
ベトナム楽しかったなあ。
そして5分くらいしてついに決意しておっさんにこう言いました。
「3000円にまけてくれ」
おっさんは「いいよ」とあっさりOKしてくれました。
笑顔で3000円を受け取り、バイクで街まで連れて行ってくれました。
最後はこんなオチのベトナム旅行でしたが、日本ではありえない経験ができて非常に密度の濃い10日間でした。
ちなみに家に帰って、写真に写っている橋を頼りにおっさんに降ろされたところを調べてみました。
たぶんここだと思います。
ずいぶんと遠くまで連れて行ってくれたようですね(笑)
旅行日: 2008年4月16日~25日