3日目その1:ライン川クルーズ
3日目は朝からライン川クルーズを楽しんだ後、午後からはマインツ、バンベルクを訪れます。
なかなかタイトなスケジュールです。
まずはホテルで朝食。
ドイツ名物のプレッツェルをいただきます。
それでは出発。
朝のフランクフルト、カイザー通りです。
フランクフルト中央駅 (Frankfurt Hbf)の駅前です。
こちらは駅舎です。
前日フランクフルトに到着したのが夜だったので気が付きませんでしたが、とても立派な駅舎です。
7:53発のNeuwied行電車に乗車。
1時間ほどでライン川沿いの街、リューデスハイム (Rüdesheim)に到着しました。
船乗り場のある街の中心部に向かって歩いていきます。
小さな街ですが、ところどころに歴史がありそうな趣のある建物があり、見ていて楽しいです。
船乗り場に到着すると、乗船予定の10:15発の1つ前、9:15発の船がとまっていました。
乗船待ちの行列ができています。
あと1時間ほど時間があったのですがチケットだけ買おうと思いチケット売り場に行くと、10:15発の船は運休の張り紙が……。
慌ててチケットを購入し船へ。
チケットはザンクト・ゴアール (St. Goar)までで19.4ユーロでした。
何とかぎりぎり間に合いました。
のんびり街を観光をしていたら11:15発の船まで待たなければいけないところでした。
ということでほとんど観光できませんでしたが、さようならリューデスハイム。
ここから北に向かってライン川を下っていきます。
船の中の様子です。
ビールや軽食なんかを売っています。
リューデスハイムの女神、ゲルマニア像が見えてきました。
手前には貨物列車が走っています。
あっという間に対岸のビンゲン (Bingen)に到着しました。
ここからも大勢の人が乗ってきます。
再び出発。
ここビンゲンから下流のコブレンツまでの65kmは世界遺産に登録されていて、ライン川沿いに様々な古城を見ることができます。
早速見えてきたこのお城、ガイドブックに載っていなかったのですが、家に帰って調べてみるとエーレンフェルス城 (Burg Ehrenfels)というお城のようです。
エーレンは名誉、フェルスは岩という意味です。
1212年にマインツ大司教の命によって建てられたお城です。
続いて見えてきたのはラインシュタイン城 (Burg Rheinstein)です。
こちらは築城が1316年もしくは1317年と言われています。
気が付くと船の上はたくさんの人であふれていました。
アススマンスハウゼン (Assmannshausen)に到着。
先ほど見えたラインシュタイン城です。
続いてこちら、真ん中に見えるのがクレメンス教会 (clemenskapelle)、そして右手奥に見えるのがライヒェンシュタイン城 (Burg Reichenstein)です。
ライヒェンシュタイン城は1213年に建てられた城です。
なかなか大きくて迫力があります。
川沿いの美しい街並みを眺めながらさらに下っていきます。
何度かこのようなコンテナ船とすれ違いました。
船の上は超満員です!
バッハラッハ (Bacharach)に到着しました。
リューデスハイムから下ってきて1時間ほどです。
左手奥に見えるのはシュターレック城 (Burg Stahkeck)です。
シュターレック城は12世紀にケルン大司教によって建てられたそうです。
今はユースホステルになっていて宿泊することができます。
こちら、目の前に見えるのがプファルツ城 (Burg Pfalzgrafenstein)、左手奥に見えるのがグーテンフェルス城 (Burg Gutenfels)です。
プファルツ城はライン川を航行する船から通行税を徴収するため、1327年にルードヴィッヒ4世が建てました。
グーテンフェルス城は1220年に神聖ローマ帝国の命で築かれました。こちらも船から通行税を徴収することを目的としていました。
当時からライン川はヨーロッパの大動脈であったため、諸侯がこぞってライン川沿いに城を建てて通行税を徴収しました。
今残っている古城も、こうした通行税徴収のために建てられたものが多くあります。
まもなくカウブ (Kaub)に到着しました。
オーバーヴェーセル (Oberwesel)到着前、手前に見えてきたのはシェーンブルク城 (Burg Schönburg)です。
シェーンブルク城は12世紀前半に建てられました。
現在はホテルとなっています。
オーバーヴェーセルに到着です。
オーバーヴェーセルの街並みです。
さて、ここからはいよいよライン川下りのクライマックス、ローレライへと近づいていきます。
ローレライはハイネの詩などで有名な伝説が生まれた岩山です。
まだかまだかと皆カメラを構えます。
見えてきました!
皆一斉に写真を撮ります。
近い!
ちなみに対岸を走る道路や電車の車窓からもローレライを見ることができますが、少し遠いです。
近距離で見るのであればやっぱり船です。
さて、ローレライを通り過ぎると見えてきたのがネコ城 (Burg Katz)です。
1371年にカッツェンエルンボーゲンのヴィルヘルム2世によって建てられました。
今は日本人がオーナーのプライベートホテルとして使われているようです。
そして船はザンクト・ゴアールへ。
ザンクト・ゴアールに到着。
ここで船を降ります。
2時間のクルーズでしたがいろんな城を見ることができてとても楽しかったです。
余談ですが、ザンクト・ゴアールからリューデスハイムまで上っていくクルーズの場合、倍の4時間かかります。
のんびりライン川クルーズを楽しみたいという方は上っていくのもいいと思います。
ザンクト・ゴアールの街並みです。
小さな街ですが、クルーズ船のお客さんたちでにぎわっています。
ザンクト・ゴアール駅 (St. Goar Bahnhof)です。
ホームの様子。
次の電車まで時間があったので、一度外に出て写真撮影。
しばらくして電車がやってきました。
船で下ってきたライン川の西岸を走って、上流の街マインツへと向かいます。
車窓から見えたローレライ。
やっぱり船の上からのほうがいいですね。
さて、次はマインツ観光です。